個人事業主がイベント集客をするときのポイント〜誰に何をどのようにして伝えるかをまず決めよう

目次

まずは目的とターゲットを明確化しよう

イベントを行うときには目的があると思います。例えば・・
・新規客にお店や商品を広く認知してもらうことで見込み客になってもらう
・商品を手に取ってもらい 購入意欲を高める
・見込み客に対して購買意欲を高め顧客になってもらう
 などです。

例:インテリア店がイベントを開催しました。このイベントの目的は 商品をインテリアにどのように使うかを感じてもらい、商品の見込み客になってもらうことです。そのために取り入れられそうなインテリア例をたくさん展示して購買意欲につなげることにしました 

またターゲットを明確化すると、集客方法を考えやすくなります。
(そのお客さんはどういった商品が欲しいだろうか・・どのように伝えると効果的か・・など)

例:個人事業主のあなたは、お店の商品のイベントを開催することにしました。7日間のイベントには見込み客の方に実際に商品をアピールして顧客になってもらうことが目標です。
そのためにはこれまでお店を尋ねたことがある方で お店の商品に興味がある40代以降の女性がターゲットと判断しました。40代以降の好むインテリア用品は何なのか?イベントにインテリア例を展示してみよう!
40代がよく利用するSNSって?そこで広告を出してみよう ・・といった感じでしょうか

売りたいものとお客が欲しいものは大体違う

こちらが売りたいものと新規客が欲しいものは大体違います。お店側は目玉商品を売りたいと思っていても、新規のお客さんはその価値がよくわかっていないため欲しいとは思いません。
そのため イベント用の手軽に購入できる価格設定が高くない集客商品を準備すること来客動機になる無料プレゼントなどの特典をつけることがポイントです。

例・来場者全員にオリジナル商品プレゼント/価格設定が低めのおすすめ商品/イベントのみの価格設定のアピールなど

イベントの目的を達成するためには あなたの商品に興味を持ちそうな人や、すでに興味がある人を招待する必要があります。その方法はなんでしょうか?
チラシやフライヤー・ランディングページ・ホームページ・SNS・広告などがあります。

お客にどうやって伝えますか?

よくある疑問その1〜チラシ・フライヤーはどのくらい作れば良いのか?

現在はチラシ以外にも情報を収集する方法が増えたことから、チラシの反応率は0〜1%以下と言われています。
仮に0.5%とすると200枚配布して1人です。50人来て欲しい場合は10,000枚となります。
そのチラシでどれだけ集客したいのかを逆算し、その人数を集客するためには何枚のチラシを配布しないといけないのかを計算するといいです。

チラシは魅力的な写真や特典・地図・お問い合わせを載せる以外にも、惹きつけるようなキャッチコピーや商品のアピールポイントが必要です。
チラシは見るか見ないかは1秒で判断されるといわれています。さらに裏面まで見ることはほとんどありません。そのため見てもらえるような仕組みを作る必要があります。表はキャッチーにして裏に細かい情報を載せます。
その場合は表に裏へ誘導する仕掛け(例:詳しくは裏面へ!など)が効果的です♪

チラシのおすすめの大きさ

よくある疑問その2〜web広告の予算はどれくらい必要なの?

Web広告とは、Web上のメディアやSNSなどに掲載する広告のことです。
その広告の中でも個人店が取り組みやすいのはFacebook広告などですが、1日数百円から始められいつでも広告をストップできます。
業種やサービス内容によって予算などは違いますが 一日2000円くらいから始めて1〜2日で反応を見てその後の予算を決めていくといった感じでやるといいといわれています。

Facebook広告についてはこちらのブログもご覧ください

チラシやフライヤー・web広告の大事なポイント
・チラシを見た人がどうしたらいいのかを書く(例・TELお問い合わせを記載するなど)
・チラシはカラーで両面に情報を載せる(理由:みやすい/情報をたくさん載せることができる)
・売りやサービスをアピール

・チラシや広告はQ RコードやURLを記載し、ホームページとリンクさせることで商品の詳しい情報を伝える

よくある疑問その3〜ランディングページ・ホームページは必要か?

チラシには必要最低限の内容を記載しますが サービスの内容などをもっと詳しくアピールできるのはランディングページやホームページです。
※ランディングページは基本的に縦長1ページという構成になっていて、商品を購入してもらう、問い合わせをしてもらうといった特定の目的を達成するために制作されるサイトです。

ホームページには信頼性もついてきます。お客さん目線で考えると信頼性があるお店の商品は購入時のハードルを低くします。
チラシや広告にQRコードやURLを記載し、ホームページとリンクさせることで会社や商品の詳しい情報を伝えることができます

さらにホームページは制作してしまえば、自分の商品やサービスをずっと宣伝することができ、ブランディング効果が高いです。わかりやすく言うと、「〇〇といえばあのお店」「このロゴはあのお店」…といったイメージをターゲットに浸透させるのがブランディングという活動の目的です。

ではホームページもランディングページも持っていない個人事業主はどちらを優先させた方がいいのでしょうか 以下を参考にしてください。

ランディングページを優先した方がいいケース・・提供する商品が1点 目玉商品を売りたい 特定ターゲット向け

ホームページを優先した方がいいケース・・提供する商品が複数 様々な情報を発信したい ターゲットが広い

過去のイベント失敗例

まだマーケティングの知識がない時に、健康イベントのチラシを作成したことがありました。
そのときはデザイン知識もない素人でしたが、イラストを描いて手作り感を出し、思いを込めてできるだけのことをやって制作しました。
イベントの主催者は3人いて、それぞれ個人事業主として活動されていました。

その時やったこととしては、
ランディングページを作成(こちらは主催者が作りました
・チラシを200枚ほど印刷し手渡しまたはお店に置いてもらう
広告ではなくSNSで宣伝しました。
そこからの反応はすくなかったものの、意外と自分たちで何でもできるんだと自信になりました。
結局イベントの参加者は10名程度でしたが その人たちのほとんどは口コミで来てくれた見込み客の方々または友人でした。

このイベント自体は価値を伝えられて楽しんでもらえましたが、改善ポイントが多々あります。

目的/目標を定めていないため イベントをやることが目的になっている→個々では目的は明確化していたが全体としては決めていない

チラシの内容はもっと改善できる・印刷枚数が数ない→口コミで伝えるときにチラシがあると詳しく内容も伝えることができます。もっと人を集めたい場合は予算アップすると効果もアップ
・ランディングページを作って知り合いやSNSでお知らせするときに役に立ちました。もっとターゲットに伝えるためにはweb広告などを利用すると効果もアップ

良い点もあります。
健康イベントということで、ターゲットは明確化していた
ランディングページを制作して内容を詳細に伝えることができた
(ランディングページは基本的に縦長1ページという構成になっていて、商品を購入してもらう、問い合わせをしてもらうといった特定の目的を達成するために制作されるサイトです。LPを伝える時に必要なのがweb広告になります。こちらを設定することでターゲットにみてもらいやすくなります。)
・イベント主催者は イベント終了後物販を行ったり、自分のサービスを紹介するチラシなどを独自に配布していました。このイベントで見込み客になった人が今後顧客になるケースもあるでしょう


まとめ

・イベントの目的・目標・ターゲットを明確にする
・イベント用の集客商品・目玉商品を作る
・チラシは集客商品や特典を載せる

広告は、集客したい人数から逆算して予算を考えるとよいが まずは1〜2日試して反応を見る
ホームページは集客効果が上がり、ブランディング効果が高まる
・1回のイベントで利益が出なくてもイベントで見込み客がふえ結果生涯顧客になる可能性がある

イベント中・イベント後も今後の集客につながる行動をする

以上のことを踏まえてイベントに取り組むことが大事なポイントです。

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この記事を書いた人

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